2017年12月24日

眼科スタッフを混乱させる「見える患者さん」たち

眼科クリニックで看護師をしています。楽しいと言ってしまっていいのかどうか、わからないのですが、「見える」ことに関することはすべて「眼科」でみてもらえばいいと勘違いされている患者様方。
微笑ましくも、悩ましく、私たち眼科スタッフを混乱させる数々のエピソードをお話したいと思います。
以前来られた40代の女性、診察室の椅子に座るなりこうおっしゃいました。「先生、うちの中に知らない男の人がいるのが見えるんです」一瞬、ドクターも私も絶句しましたが、最終的には「警察に行ってください」という話に落ち着きました。
また別の女性は「死んだおばあちゃんが見えるんです」と真顔でおっしゃいました。
私たちにどうしてほしいのか、意図を図りかねていたのですが、ひととおり話をされると、安心されたようです。
「ありがとうございました」と笑顔で帰宅されました。

1カ月ほど前に来院された若い男性は「他の人たちが、自分のことをバカにして笑っているようにみえる」と来院されました。
大変、申し上げにくいのですが、診療する科を間違っておられます。心療内科の受診をお勧めしました。
ある女性は、目の前に黒いものがたくさん見えると言って、あわてて来院されました。
このような症状を「飛蚊症」といい、重篤な症状、例えば網膜剥離などで発生する場合があり、眼科では緊急の対応が必要になる事例です。
職員一同に緊張感が走りましたが、よくよく話を聞いてみると、別の病院で白内障の手術をして、見えにくかった視力がすっかり改善したとのこと。
そのため、以前は気づかなかった、自分自身の顔じゅうのシミを「黒いもの」と勘違いされたようです。
これから、白内障の手術をされる予定の女性の方、十分、気を付けていただきたいと思います。
先日、50代の男性が来院されました。その方も先述した「死んだおばあちゃん」のケースと同じように、見えるはずのないものが見えるようですが、最近、急に見えるようになったらしく、混乱されている様子。

「先生、私、霊が見えるようになったんです。どうしたらいいでしょうか。」と言ったまま、泣き出さんばかりの表情。
もちろん、ご本人は真剣です。念のため、一般的な眼科検診を行い、異常がないことが判明しましたので、「ストレスをためないように、体調を整えて」などのあたりさわりのないアドバイスをして診察を終えました。
その数分後、私が受付のあたりを歩いていると、ぐいと誰かに腕をつかまれました。驚いて振り返ると、さっきの患者さんです。
その表情は、何が恐ろしいものをみたとでも言うような、緊迫した表情。そして、こうおっしゃったのです。
「看護師さん、トイレに・・・・トイレに、目玉の霊が見えます!」そう言われて、はっとしました。
眼科では手術の説明をするために、目玉の模型を使用するのですが、それをトイレ掃除の際、洗面所に置き忘れてきたことを。場違いな場所に置かれた、目玉の模型。確かにぎょっとする光景ではありますが、特にこのような精神状態の方には、刺激が強すぎたようです。
大丈夫ですよと言おうとしたのですが、私もあわてていたのでしょう。思わず、こう言ってしまいました。

「大丈夫、あれは、私にも見えますから」そう言うと、患者さんは、一瞬、驚いたような顔をして、少し何かを考えるような表情をしたあと、ほっとしたように微笑んだのです。しまったと思いましたが、訂正するうまい言葉が見つかりません。

きっと、あの方は、私のことを「この人も同じなんだ」と感じ、「自分はひとりではない」と思ったのでしょう。
そのまま、患者さんは、受付で会計をすませ、最後には私にむかって、深々とお辞儀をして帰っていかれました。
たぶん、私の表情は引きつっていたと思いますが、患者さん自身が穏やかな気持ちになれたのなら、それはそれで、良かったのかなとも思っています。
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2017年12月16日

恐怖の親知らずの抜歯入院のはずが快適でした。

私はもう中年になるというのに、今頃親知らずが歯の一部だけ歯肉から見える程度に生えてきました。曲がって生えているため、前の歯にぶつかってしまっており、歯医者さんにはこれ以上生えてこないので、うちでは手に負えないので大きな病院の口腔外科に行ってくださいと言われました。
今までの人生で、紹介状などで大きな病院を受診したこともなかったので、怖くて怖くて行く気が起きませんでした。しかし、歯というのは、放っておいても良くならず、特に親知らずは悪くなる一方でうっとおしく、気になって仕方がありません。
恐怖はありますが煩わしい色々な症状から早く逃れたい気持ちもあり、勇気を出して大きな病院に診察だけでも行こうと決意し、紹介状をいただいて受診しました。すると、その病院は私の親知らずのような曲がった親知らずを抜くのが得意な病院だったらしく、「このような抜歯は簡単ですので、なにも怖がることはありませんよ。すぐ終わりますし、もしどうしても恐怖が酷いようでしたら、少し眠ったような状態になる点滴をして抜くこともできますので、そうしませんか」と、先生に言われました。

すぐに終わる上に眠った状態でやってもらえるなんて理想的だと思い、すぐ抜歯の予約を入れました。眠くなる点滴をする場合1日だけ入院になってしまうのが不安でしたが、抜歯自体は私が思ったより恐ろしいものでもないかもしれないと思いました。
手術の当日も、怖いには怖かったですが、臆病者の私にしては冷静を保つことができたと思います。それはやはり、先生が信頼できそうと思えたことが大きいです。抜歯は点滴が始まったら気持ちがふわーっと楽になり、数分ほど口の中を何かいじっていると思っているうちにあっという間に終わってしまいました。歯が抜けた感触すらよくわからないうちに、抜けていました。本当に魔法のようでした。一番歯が痛むときに、お薬やペースト状にしたおいしいご飯を用意していただき、看護師さんが常に気をかけてくれたので、入院生活は快適でした。もう一本抜かなきゃいけない歯があるので、また同じ先生、同じ病院にお願いするつもりです。


posted by reika at 00:00| Comment(0) | 美容・健康 | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

二重瞼の調整をするメイクについて

芸能人のような二重瞼が広くてくりっと大きな目に憧れています。よくネットで見るざわちんさんのモノマネメイクを見ていると、目から下の部分は手かマスクで覆っていて、見えないようにしています。これは、目から下の部分をメイクで変化させて似せることは難しいけれども、逆に言うと目から上の部分ではメイクで変幻自在に操ることができるということでもあります。

やっている人がいるのだから、私にもできないことはない!と思い、アイメイクに最近力を入れています。もともと二重なのですが、二重の幅が狭く、笑うとさらに幅が狭くなってしまい目が細く小さく見えてしますので、二重瞼を広くするために、アイテープを使っています。

高校生のころは、アイプチやメザイクをして、二重瞼をつくっていたのですがあまり思うような二重にはならず、幅は広がっても釣り目がちになり、目が大きく見えないことが悩みでした。最近は、100均に売ってあるアイテープを使用しています。これは、メザイクよりもテープの幅が太くて、しっかりとしているためとれにくいです。初めのころは何度も失敗をして、一回にこのテープを10本くらい使用していたのですが、最近では自分のなりたい二重瞼にするには、どのくらいの長さで、どこからどこまで貼るということがわかってきたので、一発できれいな二重をつくることができるようになりました。

しかし、困ったこともあって、アイテープを貼るとやはりアイシャドウが塗りにくいという問題があります。最近はすっぴん風メイクだったり、あまり濃い色は入れずに、透明感を出して仕上げるメイクが流行っていて、自分でもそれが気に入っているため、アイシャドウを塗らなくても良いのですが、流行がかわり、濃いめのメイクがトレンドになってしまうと、がっつりとはアイシャドウを入れることができないので心配です。その頃には、アイシャドウも気にせず入れることができるような二重瞼のアイテムが開発されているとよいなと思います。
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posted by reika at 00:00| Comment(0) | 美容・健康 | 更新情報をチェックする

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